2007年9月10日月曜日

【無駄思考】知ること

仕事帰りに最寄り駅の書店へ。何か買う訳ではないが、こうして歩き
まわることでなにかしらの興味が顕在化することもある。もともとは
埋まっていたものが、顔を出す。そういう発見がある本屋がいい本屋
と言える。

新刊を中心に、小説以外で思うとなかなか出物が無い。国際情勢とか
本当に興味が無い。考えてみれば、今の時点で僕がチェチェン紛争に
介入することはありえないし、アルカイダのテロに巻き込まれて死ぬ
事は有るかもしれないが、イスラエルあり方について国際会議で発言
することもまずないだろう。

だから興味もないし、敢えて知る必要があるとも思えない。極論を言
っている。ただし、考えてみる価値のある極論ではないか。例えば鎖
国当時の日本人があまねく当時のフランス情勢を知っていたとして、
ナポレオンが皇帝なれなかったとはどうしても思えない。太平洋戦争
当時に、最も情報を知り得ていたであろう軍部が、持っていた機密情
報を全ての国民が共有していたとして、歴史は変わったろうか。逆に
意思決定が難しくなっただけではないか。

歴史教育にも言える。戦争の悲惨さを忘れてはならない、という。わ
すれなければ戦争は起きないのか。第一次世界大戦のあと、皆すぐに
戦渦をころっと忘れたとでも言うのか。昔の人は随分物覚えが悪い、
そういう話ではないだろう。

国際社会で生きる以上、全てが無関係ではあり得ない。確かにそれは
そうかもしれない。一方的に影響を被ることはあるだろう。知ってい
ることと知らない事はそのとき何も関係ない。しかし、では個人は国
際社会に対してなんらかの影響力を持つだろうか。9割以上の人間は
そんなものを持ち合わせてはいない。民主主義?稼働率が40%みた
ないシステムを何故信じられるのだろうか。知る必要がないことはた
くさんある。何でも知らなければいけないという今の風潮は傲慢だし
なんだから気持ち悪い。

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