自分が、ではない。
後輩が仕事を辞める。翻訳家になるそうだ。なりたいと思ってなれる
商売か、という意見もあるだろうし、今日から私は翻訳家です、とい
われれば基本的には無資格でいいのだから、なれる気もする。
愛妻家、恐妻家、これらも無資格。その気になれば即日なれる。心が
け次第。では翻訳家はどうだろうか。
もともとそうした志向の持ち主ではあったし、身軽な独身者のこと、
翻訳家になれるかどうかは別としても、いろんな人に可愛がられて、
なんとかやっていくのだろうという気はする。がんばって欲しい。
仕事だけが人生の全てではないけれど、仕事に打ち込めない人生も
むなしい。それは仕事が貴いからではなく、自分の時間の大部分を
使うからだ。その時間を縮小して生活できるほど、この国は豊かで
はない。
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