いま、会社仲間でこんな遊びをしている。まず、4人でジャンケンを
して順番を決める。持ち時間は一人1週間。その間にA4で1枚分の
原稿を書く。何を書いてもいいが、次の人間は、前の相手が書いた原
稿をそのまま引き継がなければならない。形式は基本的には自由。た
だ、ある程度の縛りをいれた方がスリリングなので、書き出しは「む
かしむかし」。ラストは「幸せに暮らしましたとさ」で終わらなくて
はいけないという連作短編小説。
既に二巡目に突入し、もはや時間もストーリーも登場人物さえもぐだ
ぐだなすんばらしき世界が繰り広げられている。なんじゃこりゃ、と
いう概念を凝縮しているという点からいえば文学だし、無限ループが
続く部屋の中でひたすら何かを待っている男の姿などゴトーを待って
いるとしか思えないほどの不条理ぷりだ。もう、小説ではない、と言
いうメンバもいる。
ただ、思うのだが(もうカレーは食べていない)小説ではないという
のはどういうことか。自分で小説を書いたことは今まで一度も無いが
小説を書けないと思ったことも一度も無い。こんなことを書くとただ
の勘違い野郎にされかねないが、難しいのは、売れる小説だったり、
面白い小説だったり、泣け小説ではないだろうか。そんなものを書け
るとゆーとるわけではない。面白いものが書けないなら、それはきっ
と面白くない小説であろう。オチが無い、ならそれはつまらない小説
なのであろう。やまなしおちなしいみもなし、ならそれはやおい小説
であろう。脱線した。
つまり何だってよいのだ。小説なんて誰にだって書ける。小説だから
誤解をうける、みんな難しく考える。例えば人。面白くない人、売れ
ない人、つまらない人、脈絡の無い人、中身のない人。いろいろいる。
売れなければ人じゃない、というのは暴論だろう。
とまあ、前置きが長くなったが、
何が言いたいかといえば、一巡目で3人目からバトンを受け取って、
30分ほどで脱稿したら、これは小説じゃない、と言って書き直しを
命じられたことへのささやかな抗議である(笑
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